2017年6月8日 更新

Azure + Tensorflow + Kerasで画像認識

クラウドでGPUを使ったディープラーニングを実行するための環境構築法をまとめました。

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./gpu-setup-part2.sh
part2

テストコードを実行してみます。

source ~/.bashrc
python gpu-test.py
test
 (4002)

こんな感じで実行結果が出ます。

これでセットアップ完了です。

GPUマシンが用意でき、TensorflowでGPUを利用することができるようになりました。

Python環境、Kerasセットアップ

次はKerasを用意してMNISTを実行してみます。

今回はpyenvも併用します。

sudo apt-get install git gcc make openssl libssl-dev libbz2-dev libreadline-dev libsqlite3-dev
cd /usr/local/bin
git clone git://github.com/yyuu/pyenv.git ./pyenv
sudo mkdir -p ./pyenv/versions ./pyenv/shims
echo 'export PYENV_ROOT="/usr/local/bin/pyenv"' >> ~/.bashrc
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
pyenv

続いてpyenvを使ってanacondaをインストールします。

利用するバージョンをanacondaに変更して、pipでtensorflowとkerasをインストールします。

pyenv install anaconda3-4.3.0
pyenv rehash
pyenv global anaconda3-4.3.0
pip install tensorflow-gpu keras
anaconda

準備が完了したので、以下のサイトを参考にMNISTを実行します。

Python: Keras/TensorFlow の学習を GPU で高速化する (Mac OS X)

まずは対話モードを開いて、MNISTのデータセットをダウンロードします。

python
>>> from keras.datasets import mnist
>>> mnist.load_data()
mnist_data

次にサンプルプログラムをダウンロードします。

参考サイトの忠告通りにリソースの解放を追記します。

curl -O https://raw.githubusercontent.com/fchollet/keras/master/examples/mnist_cnn.py
echo 'K.clear_session()' >> mnist_cnn.py
mnist_code

プログラムを実行しましょう。

timeコマンドを使うことで実行に要した時間を計測できます。

time python mnist_cnn.py
test_mnist
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