2018年9月13日 更新

Azure で tensorflow-gpu ~仮想マシン作成編~

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はじめに

今回は,Azure (Microsoft が提供するクラウドサービス) で,仮想マシンを作成し,更に tensorflow-gpu が使用できる環境の構築を行います.本記事では,Azure で仮想マシンを作成する部分までを説明します.

手順 ①~⑫

 (4959)

① Azure にログインします (https://portal.azure.com ).そして,左のメニューバーの “リソースの作成“ を選択します.

続いて,Azure Marketplace の隣にある “すべて表示” を選択します.
 (4960)

② 利用可能な Virtual Machine の一覧が表示されます.今回は Ubuntu Server を利用します.
 (4961)

③ 利用可能な Ubuntu のバージョンが表示されます.今回は Ubuntu Server 16.04 LTS を利用します.
 (4962)

④ 特に何もいじらず,“作成” を選択します.
 (4964)

⑤ “名前”,“ユーザー名”,“サブスクリプション”,は各自で適当な値を入力して下さい.

”VM ディスクの種類” は Standard HDD に, “場所” は東日本にして下さい.

“リソースグループ” は新規作成にし,適当な値を入力して下さい (既存のリソースがあればそちらを使用しても構いません).

”認識の種類” は SSH 公開キーとし,”SSH 公開キー” のテキストボックスに公開鍵を入力して下さい.公開鍵の入手方法は次の通りです.

Ubuntu のターミナルを立ち上げ,次のコマンドを実行します.※ 因みに,私は Windows ユーザーですが,Windows Subsystem for Linux (WSL) によって Ubuntu環境をインストールしています.

ssh-keygen -t rsa
のコマンドで,秘密鍵である id_rsa と,公開鍵である id_rsa.pub を生成します.

cat id_rsa.pub
のコマンドで,id_rsa.pub の中身を見ることができます.この中身をコピーして,先程の “SSH 公開キー” にペーストします.

良く分からない方は,次のサイトを参考して頂くと良いかと思います.SSH接続について ( https://bit.ly/2A7JBF9 ).Windows ユーザー向け SSH接続方法 ( https://bit.ly/2NIgeuV ).
 (4965)

⑥ コア数,メモリ,ディスク容量の異なるインスタンスが選択できます.今回は,NV6 を利用します.

NVIDIA の GPU を利用しているインスタンスが「Nシリーズ」となります.詳しくは https://bit.ly/2OejbEE に記載されてます.
 (4966)

⑦ “パブリック受信ポートを選択“ の項目を SSH (22) とします.
 (4967)

⑧ これまでに入力が正しいことを確認して “作成” を選択します.すると,トップ画面に戻ると思います.
 (4894)

⑨ 通知のタブを選択すると,「デプロイを実行しています… 」と表示されているはずです.なので,しばらく待ちましょう.

 (4895)

⑩ しばらくすると,「展開が成功しました」 となります.これで,Virtual Machine の構築に成功しました.

次は,自分のパソコンから構築した Virtual Machine に SSH接続しましょう.そのために,まず “リソースに移動” を選択しましょう.

 (4896)

⑪ “パブリック IP アドレス” の項目があると思います (個人情報のため隠してます).これをコピーしておきます.

 (4900)

⑫ Ubuntu ターミナルで,次のコマンドを実行します.

ssh ユーザー名@パブリック IP アドレス
ユーザー名は ⑥ で “ユーザー名” の項目に入力した値です.パブリック IP アドレスは ⑫ でコピーしたものです.

成功するとターミナルのコンピューター名が,「ユーザー名@名前」 になっているはずです (図の赤枠で囲ったように).ユーザー名は ⑥ で “ユーザー名” の項目に,名前は ⑥ で “名前” の項目に入力した値です.

繰り返しになりますが,私は Windows ユーザーですが,Windows Subsystem for Linux (WSL) による Ubuntu環境をインストールしています.

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