2016年9月13日 更新

画像解析入門④ 画像処理を行う為の方法とツール

画像解析を行う為のツール、ソフトウェアに関するRとPhotoshopの使い方を見てみましょう。因みに今回ご紹介する内容は、Lpixelでセミナーを開催したときのものをもとにしています。

6,615 view お気に入り 0
RはPythonによく似た言語です。起動したら、下のような画面が表示されます。
 (343)

また、Rは統計処理用ソフトウェアの印象が強いですが、画像処理用パッケージも持ちあわせています。 Rを使う人は、作図などの処理を自動で行う際に使っている方が多いそうです。
Rを勉強されたい方はRの教科書として「Rによるデータサイエンス」がオススメだそうです!是非ご覧下さい!
 (345)

また、ライフサイエンス系でいうと、biOpsやEBImageというツールが画像処理・解析機能として既に組み込まれています。逆にこれをダウンロードしないとRでは画像処理・解析が出来ません。画像処理をImage Jで→数値情報の解析をRでという手法が多いです。

RはBio Conductorという画像処理などライブラリがとんでもなく充実していますが、forを用いた指示を使って、ラスタスキャンしようとすると、時間がかかってしまうそうです。

一方で、Pythonはfor文の処理を含め計算処理が非常に早く、今後5年先になったら流行ってくると言われています。

自動処理と拡張

研究の際にアナログで処理を行うと、記録や処理を自動で行わないといけません。いちいち記述するのは大変ですよね。

しかし、画像処理・解析のソフトウェアは自動で処理を行ったり、記録・保存することが出来ます。
 (350)

また、ソフトウェアの場合、処理能力を拡張させることが出来ます!これも人の手ではなかなか出来ないことだと思います。周波数処理は人の手では出来ないですよね苦笑

Image Jだとマクロ上で記述を行います。
 (352)

PhotoshopでもPluginの導入によって、高度な画像処理を行うことが出来るそうです。

いかがだったでしょうか?色々な種類のツールがあるのが分かったと思います。特にPhotoshopに関しては、セミナー資料(第1回,第2回,第3回)がありますので、そちらも是非ご参考下さい!
27 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧まとめ

医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧まとめ

今回は、「医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧」の総まとめです。医用画像処理に興味を持ってもらえたり、ImageJに触れたり、研究を始めるきっかけになれば、幸いです。
木田智士 | 13,813 view
医用画像位置合わせの基礎④ 〜LPixel ImageJ pluginを用いた画像位置合わせ〜

医用画像位置合わせの基礎④ 〜LPixel ImageJ pluginを用いた画像位置合わせ〜

今回は、ImageJという画像解析ソフトを使った画像位置合わせについてご紹介します。
木田智士 | 16,616 view
細胞の移動量を調査

細胞の移動量を調査

細胞の移動量(動態解析)についてご紹介します。動態解析とは、観察している対象物の経時的な変化を調べる為に行います。
LPixel(旧KBI) Image J Pluginについて

LPixel(旧KBI) Image J Pluginについて

Image Jの画像処理、画像解析に関する一連のプログラムをまとめたライブラリ LPixel Image J Pluginをご紹介します。
大学生協&アドビ共催webセミナー_補足資料3

大学生協&アドビ共催webセミナー_補足資料3

アドビシステムズ株式会社と大学生協、エルピクセル株式会社の共催により「研究者のためのwebセミナー: Creative Cloudで作る,伝わる研究発表」を3回に渡り,開催しました.

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

エルピクセル編集部 エルピクセル編集部