2016年9月15日 更新

LPixel(旧KBI) Image J Pluginについて

Image Jの画像処理、画像解析に関する一連のプログラムをまとめたライブラリ LPixel Image J Pluginをご紹介します。

3,461 view お気に入り 0
Image Jの画像処理、画像解析に関する一連のプログラムをまとめたライブラリ LPixel Image J Pluginがあります。
様々なものがありますが、ここでは周波数領域での処理を行います。

細かい開発環境の設定については、StudyBlogのPart2 開発環境の設定とチュートリアルをご覧下さい。こちらで、Pluginの設定も紹介しています。今回利用するプラグインのインストールは、こちら(https://lpixel.net/services/research/lpixel-imagej-plugins/)。
 (925)

今回は、試しに周波数処理を行うプラグインを使ってみます。

Open Sample から Lena画像を開きます。
 (927)

処理を行う前に、メニュー->Image->Type->8bitを選択しましょう。画像がグレースケールになります。
 (929)

Plugin->LPX->Lpx Filter2dを選択します。
特定の周波数領域のみを残す処理を行います。

ガウシアンフィルタを重畳するウィンドウが表示されます。今回ここでは説明を割愛します。
 (932)

すると、特定の周波数領域のみが残り、輪郭が強調されます。
 (934)

これは、蛍光顕微鏡像、共焦点像などで活用されるそうです。時間がありましたら、そちらの紹介も出来ればと思います。



<参考URL>
LPixel ImageJ Plugins

ImageJTutInstallKbiPlugins
12 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧まとめ

医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧まとめ

今回は、「医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧」の総まとめです。医用画像処理に興味を持ってもらえたり、ImageJに触れたり、研究を始めるきっかけになれば、幸いです。
木田智士 | 14,663 view
医用画像位置合わせの基礎④ 〜LPixel ImageJ pluginを用いた画像位置合わせ〜

医用画像位置合わせの基礎④ 〜LPixel ImageJ pluginを用いた画像位置合わせ〜

今回は、ImageJという画像解析ソフトを使った画像位置合わせについてご紹介します。
木田智士 | 17,568 view
細胞の移動量を調査

細胞の移動量を調査

細胞の移動量(動態解析)についてご紹介します。動態解析とは、観察している対象物の経時的な変化を調べる為に行います。
ImageJ Plugin で数値計算をしてみる #5

ImageJ Plugin で数値計算をしてみる #5

非情報科学研究者 (特に生物系研究者) が ImageJ plugin を作るために超えるべき壁やTipsをまとめます。今回は、面積の平均値や中央値、分散を出力するためのコードをご紹介します。
湖城 恵 | 10,129 view
ImageJインストール(Mac)#ImageJの初心者から中級者まで#

ImageJインストール(Mac)#ImageJの初心者から中級者まで#

ImageJのインストールの仕方についてまとめました! 「ImageJってなに?」から「ImageJって面白い!!」へ!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

エルピクセル編集部 エルピクセル編集部