2017年6月27日 更新

MacユーザーのためのPythonでOpenCVを使うための開発環境

Anacondaを使って、PythonでOpenCVを使えるようにする設定を一通りやります。 これをやっておけば、今後の画像処理・機械学習のプログラムを動かす敷居が低くなっています

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こんにちは! 今後、PythonでOpenCVを使ったプログラムに関する記事を書くにあたって、
環境構築でつまづいて欲しくないと思い、最初にこの記事を書くことにしました。

この記事を最後までやりきってもらえれば、今後もPythonを使って画像処理をするのに敷居が低くなっていると思います。

では、順番にはじめたいとおもいます。

Xcode と Homebrew のインストール

  1. App StoreでXcodeをインストール

  2. ターミナルで、以下のコマンドを入力

$ xcode-select --install

  1. Homebrewをインストール

Homebrewのホームページにあるコマンドを以下の入力

$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"   

以上で、Homebrewのインストールが終わりました。

pyenvとAnacondaのインストール

先ほど、インストールしたHomebrewをつかって、pyenvをインストールします。
$ brew install pyenv
以上でpyenvのインストールは終了です。

次に、pyenvのpathを通します。

$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
terminal

上のコマンドを打つことで、mac上でPythonを使う際、pyenvを通して起動することにすることを記述しています。

次に、Anacondaのインストールをします。

$ pyenv install -l

とすると、現在pyenvでインストールできるものの一覧が出てきます。 今回はPython3を使うので、

$ pyenv install anaconda3-4.2.0

現在(2017/05/31)の最新はanaconda3-4.3.1ですが、これだとOpenCV3が支えないみたいなので、 今回は一つ古いものを使います。

この段階では、Anacondaはインストールできてますが、使えるようにはなっていません。
ローカルの環境に持っているpyenvを全て確認することができます。

$ pyenv versions

この中ものが切り替え可能のバーションです。

$ cd

$ pyenv global anaconda3-4.2.0

これで切り替えることができました。

また、今後GithubなどにあるPython2系のプログラムを動かしたいときが来るかと思います。 そういった場合は、 特定のディレクトリのみでPython2系を使う方法がAnacondaには用意されています。 まず、anaconda2-4.3.1をインストールし 、その特定のディレクトリに移動して、

$ cd ./User/.../特定のディレクトリ

$ pyenv local anaconda2-4.3.1

とすることで、そのディレクトリ内でのみ、anaconda2-4.3.1を使うことになります。 そのディレクトリ内に「.pyenv」というファイルができると思うのですが、 そのファイルがpyenvでPythonのバージョンをしてするためのファイルとなっています。

以下のように、ターミナルで直接Pythonを起動することで、Anacondaを使えているのかを確認することができます。 ターミナルでPythonを起動してAnacondaが表示されていれば成功です!

$ python
Python 3.5.3 |Anaconda custom (x86_64)| (default, Mar  6 2017, 12:15:08)
[GCC 4.2.1 Compatible Apple LLVM 6.0 (clang-600.0.57)] on darwin
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
>>>
terminal

OpenCVのインストール

Anacondaを使ってのパッケージのインストールは以下のcondaを使えば、 簡単にパッケージをインストールすることができます。

$ conda install -c menpo opencv3   

特にエラーが出なければ、 無事OpenCVがインストールできています。

以下のようにPythonを起動し、

import cv2

とすると、OpenCVをインポートしています。 ここでエラーが出なければ、終了です。  

$ python
Python 3.5.3 |Anaconda custom (x86_64)| (default, Mar  6 2017, 12:15:08)
[GCC 4.2.1 Compatible Apple LLVM 6.0 (clang-600.0.57)] on darwin
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.  
>>> import cv2  
>>>
terminal

この環境さえあれば、OpenCVを使ったプログラムをいつでも動かすことができます。 また、画像処理関連のライブラリを使いたい時も conda を使えば簡単にインストールできるので、インターネットにあるプログラムを動かす敷居が今までよりも低くなってくれていたら嬉しいです。

おまけにmacのターミナルの設定の話も

最後に興味がある方に向けてターミナルの細かい設定の話を紹介します。

今後、プログラミングをする上で今回のような開発環境を設定したりなど、 ターミナルから実行する場面がたくさんやってくると思います。 そこで少し ~/.bash_profile に書き加えるだけで断然にターミナルが使いやすくなる方法を紹介します。

やることの目的は2つで、 1. 起動時のディレクトリをDocumentsに変える 1. この写真だとわかりにくいですが、繋がっているWi-Fiとワークディレクトリの表示する文字の色を変えることです。色を変えると一目でどこが境目かがわかるので、これもやっていた方がいいかと思います。

おそらく上の画面がターミナルの初期設定です。 最終的には下の画面のようになるようにします。

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小沼 塁 小沼 塁