レントゲンによるX線発見から約120年、ハンスフィールドによる初代CTの開発から約40年、CT画像診断技術は目覚ましく発展しました。また、ラビによる核磁気共鳴(NMR)の検出から約80年、ポール・ラウターバーによる初代MRIの開発から約40年、MRI画像診断技術もCTに並行して目覚ましい発展を遂げてきました。
現在、CTとMRIによる画像診断なくして、医療は成り立たないと言っても過言ではありません。
一方、我が国では、他国と比べて医療被ばくが多いことも問題視されています。
今回は、我が国のCT, MRIの総撮影回数(2015年)についてまとめてみました。
まず、厚生労働省が公開している「社会医療診療行為別統計」(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001029602)の「診療行為の状況(医科診療)」を開き、その中の第1表「医科診療(総数)」をダウンロードします(図1)。
現在、CTとMRIによる画像診断なくして、医療は成り立たないと言っても過言ではありません。
一方、我が国では、他国と比べて医療被ばくが多いことも問題視されています。
今回は、我が国のCT, MRIの総撮影回数(2015年)についてまとめてみました。
まず、厚生労働省が公開している「社会医療診療行為別統計」(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001029602)の「診療行為の状況(医科診療)」を開き、その中の第1表「医科診療(総数)」をダウンロードします(図1)。
次に、ダウンロードした資料からCT, MRI撮影に関する部分を抜き出します。資料に記載されている数値は、審査が行われた6月の1ヶ月分のデータなので、12倍して1年分の撮影回数を概算しました(図2, 図3)。
このように、年間のCT撮影回数は、のべ約2200万回、MRI撮影回数は、のべ約1200万回となりました。
日本の人口が約1.2億人なので、1年間でCTは約5人に1人、MRIは約10人に1人が撮影する計算になります。
次回以降は、日本のCT, MRI装置台数や撮影回数を世界各国と比較してみようと思います。
日本の人口が約1.2億人なので、1年間でCTは約5人に1人、MRIは約10人に1人が撮影する計算になります。
次回以降は、日本のCT, MRI装置台数や撮影回数を世界各国と比較してみようと思います。
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