2016年10月2日 更新

医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧まとめ

今回は、「医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧」の総まとめです。医用画像処理に興味を持ってもらえたり、ImageJに触れたり、研究を始めるきっかけになれば、幸いです。

13,813 view お気に入り 1
 (2112)

第8回『非線形変換を用いた画像位置合わせ』では、アフィン変換では表現できない「非線形な変換」を用いた位置合わせをFijiのプラグインを用いて実装しました。画像が変形するので、「非剛体位置合わせ(Deformable Image Registration:DIR)」とも呼ばれます。

・画像上に格子状に設定した制御点を移動させて変形を行い、その他の点の移動は補間によって求める手法(B-spline法)で、なめらかな任意の変形を行うことができます。
・DIRを用いた臨床・研究への応用例を紹介しました。
 (2114)

以上、『医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧』の総まとめでした。読んで下さった皆様、ありがとうございました。
興味のある方は是非、下記の参考文献を参考になさってみてください。

【参考文献】
[1] 篠原広行・伊藤 猛・橋本 雄幸著、医用画像位置合わせの基礎、医療科学社,2011.
[2] 医用画像工学ハンドブック、日本医用画像工学会, 2012.
***お知らせ***
7/22(金)に「LP-tech」の2周年を記念し、画像処理・解析に関する講演と交流会を実施いたします。
画像処理・画像解析に興味のある学生・社会人の方は、是非!
⬇️
◆画像処理・画像解析エンジニアMeet Up!#3 〜LP-tech 2周年特集〜
20 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

医用画像位置合わせの基礎④ 〜LPixel ImageJ pluginを用いた画像位置合わせ〜

医用画像位置合わせの基礎④ 〜LPixel ImageJ pluginを用いた画像位置合わせ〜

今回は、ImageJという画像解析ソフトを使った画像位置合わせについてご紹介します。
木田智士 | 16,617 view
LP-tech2周年記念#人気記事のまとめ#第20位〜第16位

LP-tech2周年記念#人気記事のまとめ#第20位〜第16位

LP-techが始まってから2周年を迎えました。ここまでLP-techを続けることができたのも読者の皆様のおかげだと思っています。そこで、LP-techの感謝祭ということで、人気の記事を第20位から第1位までをご紹介します。今回は第20位〜第16位までです。
医用画像位置合わせの基礎⑧〜非線形変換を用いた画像位置合わせ〜

医用画像位置合わせの基礎⑧〜非線形変換を用いた画像位置合わせ〜

今回は、非線形な画像変換を用いた位置合わせをご紹介します。
木田智士 | 31,971 view
医用画像位置合わせの基礎⑤~Fiji pluginを用いた画像位置合わせ~

医用画像位置合わせの基礎⑤~Fiji pluginを用いた画像位置合わせ~

前回紹介した、LPixel社のImageJ registration pluginに引き続き、今回は、FijiというImageJの拡張版ソフトを使った画像位置合わせをご紹介します。
木田智士 | 21,344 view
細胞の移動量を調査

細胞の移動量を調査

細胞の移動量(動態解析)についてご紹介します。動態解析とは、観察している対象物の経時的な変化を調べる為に行います。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

木田智士 木田智士