2016年10月2日 更新

医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧まとめ

今回は、「医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧」の総まとめです。医用画像処理に興味を持ってもらえたり、ImageJに触れたり、研究を始めるきっかけになれば、幸いです。

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第8回『非線形変換を用いた画像位置合わせ』では、アフィン変換では表現できない「非線形な変換」を用いた位置合わせをFijiのプラグインを用いて実装しました。画像が変形するので、「非剛体位置合わせ(Deformable Image Registration:DIR)」とも呼ばれます。

・画像上に格子状に設定した制御点を移動させて変形を行い、その他の点の移動は補間によって求める手法(B-spline法)で、なめらかな任意の変形を行うことができます。
・DIRを用いた臨床・研究への応用例を紹介しました。
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以上、『医用画像位置合わせの基礎シリーズ①〜⑧』の総まとめでした。読んで下さった皆様、ありがとうございました。
興味のある方は是非、下記の参考文献を参考になさってみてください。

【参考文献】
[1] 篠原広行・伊藤 猛・橋本 雄幸著、医用画像位置合わせの基礎、医療科学社,2011.
[2] 医用画像工学ハンドブック、日本医用画像工学会, 2012.
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