2018年12月18日 更新

Julia と画像処理②〜画像のセグメンテーション(Seed Region Growing とFelzenszwalbアルゴリズム)〜

プログラミング言語「julia」を用いて画像処理を行います.インストールに続き,今回は画像のセグメンテーションのライブラリを用いて,セグメンテーションを行います.

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セグメンテーションのプログラムを実行

using ImageSegmentation
seeds = [(CartesianIndex(126,81),1), (CartesianIndex(93,255),2), (CartesianIndex(213,97),3)]
segments = seeded_region_growing(img, seeds)
セグメンテーション

3. セグメンテーションした画像を表示します.

imshow(map(i->segment_mean(segments,i), labels_map(segments)));
画像表示
 (5201)

プログラムの解説

セグメンテーションをするとき,プログラムでは,seeds を3点設定しました.このseeds の点をまず見てみましょう.
using Plots
gr()
Plots 関数
そして,horse の画像の上にseeds点をプロットします.
x_arr = zeros(Float64, 3, 1)
y_arr = zeros(Float64, 3, 1)
for j in 1:3
    x_arr[j] = float64(seeds[j][1][1])
    y_arr[j] = float64(seeds[j][1][2])
end
Array
plot(img)
plot!(y_arr, x_arr,color = "red", marker="o", st=:scatter)
plot
 (5213)

このように代表点を設定しています.

なお,ここで用いているアルゴリズムは seeded_region_growing というアルゴリズムです.詳しくは読んでいないですが,指定した点から,領域を拡大していくようにして,同じような画素値の領域を作っていくアルゴリズムです.そのため 分割された領域を同じ領域として認識することができません

この問題点を解決するために,別のアルゴリズムが提案されています.

別のアルゴリズムの適用

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