2016年9月15日 更新

2値化処理による粒子解析

今回は2値化処理について見ていきたいと思います。前回、特徴量粒子解析をしたい時、いちいち手入力で調べていて大変そうでしたよね。でも、2値化処理を行うと効率的に解析をすることが出来ます。

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ウィンドウが表示されるので、Showを'Outlines'にして、OKを押します。

すると、以下のような結果が得られます。
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小さなピクセルまで数えられているので、そこを省きたい場合は、SizeやCircularityを調節してみて下さい。前回、直線を引いていた時とは格段に楽だと思います。
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Summaryでは、平均のサイズ、辺縁の長さ、粒子の数などが表示されます。
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得られたデータはエクセルファイルで保存することが出来ます。

いかがだったでしょうか?このようにして、Image Jを使った粒子解析はほぼ数クリックで行うことが出来ます。

ピクセル値の違う粒子に対してはマニュアルで輪郭を書いていく必要あるかも知れませんが、ほぼ同じ輝度であれば、このようにして解析することが出来ます。

次回以降も様々な解析方法について紹介していきます!
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