遠隔で皮膚疾患を画像診断出来る「ヒフミル君」

ヒフミル君は、内科・外科・精神科などの非皮膚科医師ユーザ を対象とした、遠隔皮膚疾患診断支援サービスです。

このサービスを運営するExmedioに、先月、日本医療機器開発機構が実施した第三者割当増資を引き受け、資本参加した。医師用の診断補助システムを開発するのが狙いで、秋に皮膚科で運用をはじめ、データを蓄積していくようだ。数年後には独自の情報システムを医療機器として認証してもらう計画だそうだ。

高齢者の70%が何らかの皮膚疾患をもっているが、専門的知識を持っている医師が少なく誤診が絶えないのだという。ヒフミル君は非専門医の診断を支援し、皮膚疾患の患者さんを助ける役割を担うことが期待される。

 仕組みは、まず医師が幹部の画像と問診票をスマートフォンでクラウド上に送り、皮膚科の専門医が画像を見て可能性の高い疾患候補を返信する。このシステムは、皮膚科が専門の医師10人程度が参加して研究を始めたもので、今秋には人員を拡充して本格的なシステムに完成度を高めていく予定だという。

2014年11月の薬事法改正で、ハードウエアに付属しなくても医療用ソフトウエアだけで医療機器として承認できるようになった。これに伴い、自動診断補助システムを医療機器として承認申請し、発売を目指す。

<参考URL>
日本医療機器開発機構、エクスメディオに資本参加-「診断補助システム」を開発へ(日刊工業新聞)
Exmedio.io