Julia と画像処理 ①〜Julia のインストールから画像の表示まで〜

最近話題になっているプログラミング言語,「Julia」を用いて,画像処理をおこないます.今回は環境構築まで

目次

1. Juliaとは

昨今,Julia と呼ばれる言語が話題になっています.計算速度がpython と比べて圧倒的に早いのだとか.
2018年8月に Version 1.0 が公開されて,今後活発に実装が進んでいくと思われます.
Julia(ジュリア)は、汎用プログラミング言語水準から高度の計算科学や数値解析水準まで対処するよう設計された高水準言語かつ仕様記述言語、及び動的プログラミング言語である[1][2][3]。並行計算、並列計算、分散コンピューティング、及びAdapter パターン不要でC言語やFORTRANへのForeign function interfaceに対応している。ガベージコレクション[4]を行い先行評価を用いるほか、浮動小数点数計算、線型代数学、高速フーリエ変換、正規表現照合のライブラリを利用できる。
LLVMコンパイラフレームワークを用いてC言語、C++、Schemeで組まれており、標準ライブラリの殆どは独自に実装した[5]。2009年に開発が始まり、2012年2月にオープンソースとして公表された[6][7]。実装の最も注目すべき特徴は速度であり、完全に最適化したC言語(PythonやR言語よりも桁違いに速い場合が多い)と比べて計算パフォーマンスの低下は半分程度であることが知られている[5]。
2018年8月8日にバージョン1.0がリリースされた[8][9][10]。
本記事では,Julia をインストールし,画像処理を行う環境を整えるところまで解説していこうと思います.

2. Julia のインストール

今回のインストールは以下のサイトを参考にします.
(以下にインストールの方法を述べますが,その方法の中に不十分なところがあるかもしれません.詳細な調査はまだしていないので,今後分かり次第修正します.とりあえず私はこれでできました. 2018. 11. 21)

1. brew を使ってjulia をインストールします.

brew cask install julia
install

2. jupyter に パスを通します.(jupyter をインストールしていること前提です. )

echo "alias julia='/path/to/install/folder/bin/julia'" >> ~/.zshrc
exec $SHELL
set path

3. julia を起動し,以下のコマンドから'IJulia'をインストールします.

julia> import Pkg
julia> Pkg.add("IJulia")
julia_import_Pkg

4. jupiter kernelspec list を調べます.

~> jupyter kernelspec list
julia-1.0    -------/Jupyter/kernels/julia-1.0
kernelspec

3. 画像の表示をしてみる.

以下のサイトに,たくさんのパッケージがまとめられています.

https://pkg.julialang.org

この中で画像処理を行うパッケージは「JuliaImages」と呼ばれるものです.

http://juliaimages.github.io/latest/index.html

ここでは,JuliaImages を用いて画像を表示してみます.

1. Images のインストール

julia> ] 
(v1.0) pkg> add Images
(v1.0) pkg> add TestImages
(v1.0) pkg> add ImageView

なお,Package のインストールは add "---" によって追加できるようです.
Images のインストール

画像の表示

using TestImages, Images, ImageView
img = load("photo.png")
imshow(img)
image.jl