機械学習を用いた画像自動分類ソフトウェア「LP-Classifier」

2016年3月17日、エルピクセル株式会社が機械学習を用いた画像自動分類ソフトウェア「LP-Classifier」をリリースしました。その概要についてご紹介します。

目次

概要

「LP-Classifier」は、多種多様なライフサイエンス研究画像の解析において問題となっている、時間のかかる目視による評価・ラベル付け作業のサポートを行うことを目的としたWindows 用ソフトウェア 及び MetaMorph(※1)向けプラグインソフトウェアである。

画像に写っている細胞や組織などの種類をユーザーの研究目的に応じて学習させることができ、カスタマイズされた自動画像分類器(※2)を作成。作成した分類器を用いることで、膨大な画像の評価を自動化し、解析のスループットを格段に向上させられるそうだ。

デモ動画

LP-Classifier〜機械学習を用いた画像自動分類ソフトウェア〜

ライフサイエンス領域では取得される画像が膨大化し、その画像の分類作業は膨大な手作業を発生させ、研究者を悩ませてきた。一方で、ライフサイエンス研究者が機械学習を用いた分類器の作成するには一定のスキルが必要であるため、そのハードルは高く、導入がなかなか進まないでいた。

自動で細胞や組織の分類が出来る。

本ソフトウェアでは誰でも簡単に機械学習を用いた高精度な分類器を作成でき、膨大化した画像データを即時に分類可能である。これを用いることで研究の「標準化」「効率化」「高精度化」を同時に実現することが期待できる。
(※1)MetaMorph:世界で最も使用されている研究用画像撮影・取得・解析ソフトウェア

(※2)分類器:画像を特徴量にもとづいて自動分類するソフトウェア
<参考情報>
▼エルピクセル株式会社〜機械学習を用いた画像自動分類ソフトウェア「LP-Classifier」〜
http://lpixel.net/services/research/lp-classifier/