ディープラーニング×ロボット事例紹介

ディープラーニングがハードウェアと融合する事例を調べました。

ディープラーニング×ロボット事例紹介

今回は、この記事を書いている時に出たばかりの記事

東大 松尾豊氏が語る「ディープラーニング×ものづくり」戦略【前編】 —ABEJA「SIX 2018」
東大 松尾豊氏が語る「ディープラーニング×ものづくり」戦略【後編】 —ABEJA「SIX 2018」

からものづくりとディープラーニングでできることは何があるのか気になったので調べて見ました。

記事を簡単にまとめると
ディープラーニングによって、機械の画像認識能力が著しく上がり、それによって機械が目を持つようになった。
今後は、機械ができることの幅が著しく増大していくだろう。
今まで機械にさせようと思ってできていなかったことの大半が目を持たないことつまり認識できていないことから生じる理由だった。
こうしたことを踏まえて日本企業はこれからどのようにしていけば良いのか。
我々はものづくりが得意なのでそれと若者がつくるAIを融合させていくべきである。

という感じです。

この記事の中であげられていたハードウェアとソフトウェアの融合で実現されうるものとしては、

面白そうです。
実際に例を見て見ましょう。

介護ロボット

ひとえに介護ロボットといってもたくさんのできることがあります。
今現在介護の仕事全てをだいたいできるようなものは開発されていませんが仕事のうちの一部を手助けするものはあります。
その中で私が注目したのは見守りロボットです。
主に夜間に要介護者の状態を把握してその様子に変化があればお知らせしてくれるものがあります。
これによって夜勤をする介護士を減らすことができるかもしれません。
また、せめて見回りをする回数は減らすことができるそうです。
見守りロボットは、画像認識でベットの上にいる人が今どういう状態かを把握します。
起き上がったり離れたりすると通知させることができ、それを見て介護士がいち早く駆けつけたり、不必要に巡回することを減らすことができます。

Neos+Care(ネオスケア) 製品紹介

見守りロボットの動画です。

手術ロボット

医療におけるロボットとAIの応用例としては、自動縫合ロボットがあります。
手術で切ったところを自動で結ぶロボットの研究が今進められています。
自動でできるようになると外科医の負担軽減につながります。
豚を用いた実験では人間にかなり近い精度でできるようになったそうです。
他に注目したのは、患者のCT画像からAIを用いて人体のモデルを作り、それをVRで見られるようにし、視覚的に医師が患者の体を理解できるようにするというものです。

Autonomous Robotic Surgery Takes a Step Forward

自動縫合ロボットの動画です。

HoloLens Mixed Reality Surgery: holographic augmented mixed reality navigation (#HoloEyes VR 2016)

医療用VRの動画です。

警備ロボット

こちらでできるようになることは、顔認証で不審な人物が侵入していないか、していれば通報する。
また、建物の施錠の確認ができます。
ドアや窓の状態を把握することができます。
他には、人がいるかどうか確認できます。 ある人が残業していればいつまでいたかを記録しておけます。 また、不審な音も感知できます。

Cobalt - Indoor Security Robots

警備ロボットの動画です。

建設ロボット

次に建設では、建設の様子を確認するロボットがあります。
適切にものが配置されているか、作業が予定通り進んでいるのかなどをロボットが探索し、記録します。
実際この手の作業は、めんどくさがられてやられていないことが多々あったらしく、このロボットによって効率が上がったそうです。
建設系はまだロボットが自動で作業するというよりも現場監督、管理するためにAIを導入するのが多いようです。

Doxel Uses AI and Robots to Track Construction Projects

建設監視ロボットの動画です。

農業ロボット

主に今は、画像認識による収穫用のロボット、除草ロボットが多いようです。
今はまだ単体の作物に適化されたものが多いですが今後はもっと一台で色々できるようになるかもしれません。
他には、植木鉢を効率よく動かすものもあります。

Robotic apple picker trials continue in Washington

りんご収穫用ロボットの動画です。

Harvest Automation's HV-100 robots space plants at Altman Plants in CA

人間の手伝いをするロボットの動画です。

その他のロボット

ここまであげた例では基本的にあることに特化したものでしたが、様々なことができるロボットを見て見ましょう。
このロボットは模倣学習という人間の行動を見てその通りにしようとする方法を使っています。
実際に教えるところを見て見ましょう。

DENSO マルチモーダルAIロボットアーム01

タオルをたたむ様子です。

DENSO マルチモーダルAIロボットアーム02

サラダを盛り付ける様子です。

DENSO マルチモーダルAIロボットアーム03

ロボットに動きを教える様子です。

まとめ

他にも事例はたくさんありますが今後のロボットに期待です。