2016年9月28日 更新

複雑な解析処理を自動化

今回は処理の自動化についてご紹介します。

1,235 view お気に入り 0
一連の作業を自動化する方法をご紹介します。

メニューから、Plugins->Macros->Recordを選択して下さい。
 (1106)

すると、以下のようなウィンドウが表示されます。
 (1108)

このウィンドウは、画像に何か編集を行うと、行った編集履歴が残ります。そして、Createを押すと、その履歴をもとにした画像処理を再現することが出来るのです。
 (1110)

左のウィンドウを見ると、run("Cell Colony"(31K)");が追加されていることが分かるでしょうか?

同様に、以下の一連の処理を行っていきます。
 (1112)

これら、一連の処理がウィンドウに記録された状態で、Createを押して下さい。
 (1114)

すると、以下のようにマクロが作成されます。これを試しに実行してみましょう。
 (1116)

すると、途中でエラーウィンドウが出て、実行したい命令が途中で止まってしまいました。
 (1118)

ここでは、しきい値の設定が実行出来ていなかったようです。ウィンドウ上で階調度を調節していても、Applyを押さないとしきい値として設定されなかったようです。
そこで、しきい値を設定するように命令をつくり直しました。
22 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

ImageJ Plugin で数値計算をしてみる #5

ImageJ Plugin で数値計算をしてみる #5

非情報科学研究者 (特に生物系研究者) が ImageJ plugin を作るために超えるべき壁やTipsをまとめます。今回は、面積の平均値や中央値、分散を出力するためのコードをご紹介します。
湖城 恵 | 9,664 view
ImageJインストール(Mac)#ImageJの初心者から中級者まで#

ImageJインストール(Mac)#ImageJの初心者から中級者まで#

ImageJのインストールの仕方についてまとめました! 「ImageJってなに?」から「ImageJって面白い!!」へ!
ImageJ まとめ

ImageJ まとめ

「このページを見れば,ImageJ のこと全てが解決する」をモットーに,日々更新を行っています.
シリーズ5.ImageJマクロ言語を用いた画像解析~マクロ言語のまとめ2~

シリーズ5.ImageJマクロ言語を用いた画像解析~マクロ言語のまとめ2~

【記事の目標】 画像を触ったことがない人を対象として、適切な画像解析を施すまでのImageJのマクロ言語を用いた学習過程を示す。 今回の記事ではImageJのユーザー定義関数について学んでいきます。
ImageJ Plugin で大量の画像に対する自動処理 #4

ImageJ Plugin で大量の画像に対する自動処理 #4

非情報科学研究者 (特に生物系研究者) が ImageJ plugin を作るために超えるべき壁やTipsをまとめます。今回はスタック画像に対する ImageJ Plugin の作成方法を紹介します。
湖城 恵 | 24,010 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

エルピクセル編集部 エルピクセル編集部